損切り
八百長というのはプロスポーツにとって最も遠ざけるべきものです。
大相撲が八百長事件を境に若いファン層を失っている現状からそれは明らかです。
それが皐月賞予想というギャンブルであればなおさらなのは言うまでもありません。
一般庶民がお金を賭けてその配当を期待しているのですから、
それを裏切る行為は裏社会の違法賭博の八百長とは社会的な重みが違うのです。
しかし、中央競馬の歴史にはそのあってはならない八百長が記録されています。
それは1965年に起きた「山岡事件」です。
これは当時暴力団員2人と山岡騎手が結託して3人の騎手を買収し、
「たちばな賞」という特別競走を含む2レースで八百長を演出したというものです。
山岡はたちばな賞でカブトシロー(後の天皇賞馬)に騎乗し勝利します。
この際にライバル馬であるサンキュウプリンスの中沢騎手に金品を渡し、
不正敗退を指示したとして警察当局に立件されたのです。
これは前出の暴力団員がほかの恐喝事件で逮捕された際に余罪として明るみに出ました。
そして競馬界全体に衝撃を与えたのです。
一連の八百長に関与した山岡含め4人の騎手は競馬関与禁止処分となりました。
しかし、この競馬界唯一無二の大事件の裏には様々な憶測が今も飛び交っています。
例えば山岡と暴力団員は中沢騎手に贈賄をしたのではなく、
八百長を渋った時に一時的な監禁・脅迫・暴行を行ったのではないかという説もあります。
また、逆に大川慶次郎や寺山修二などの当時の一部著名人達は、
「パトロールビデオを見ても何が八百長なのか判らない」という証言を残しています。
いずれにしても、2012中山グランドジャンプ界にとっては消してしまいたい黒歴史ということでしょうね。
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